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3・11震災時に、被災地やその周辺のコンビニ、スーパーなどから、一時的にパンやおにぎり、ジュースなどの食料品が売り切れ、その後、一週間程度流通そのものが途絶えるという事態が発生いたしました。そんな中でも、売れ残ったものがあります。本や雑誌などの印刷物です。
大震災に遭遇し、財布の中にコインが一枚だけ入っていて、おなかが空いているとき、人間はどうしても食べ物を優先するのです。どんなに印刷物が好きな人であろうと、500円の値段のついたグルメ雑誌を優先して買う人はほとんどいないでしょう。震災以降も印刷物の売り上げの閉塞が続き、現在は完全に頭打ちになった感があります。
現代人が印刷物から急速に離れたもう一つの理由として、携帯やスマートフォンの普及と低価格化があります。「最近のニュースや出来事を一通り知りたいな」と思った時、端末があれば、新聞や雑誌を読まなくとも、手元ですべて知ることができます。ネット黎明期は新聞社のサイトは閲覧するのに有料だったり、通信料がかかる場合もありましたが、今ではスマートフォンや携帯を契約するときに、通信料フリーの料金プランを組めば、通信料を気にすることなくネットライフを楽しむことができるのです。